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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成27年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−34

CMMI (能力成熟度モデル結合:Capability Maturity Model Integration) では、プロセスの成熟度レベルを「初期」・「管理された」・「定義された」・「定量的に管理された」・「最適化している」の5段階に分けている。成熟度レベルに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ 「管理された」レベルでは、プロセスは場当たり的で無秩序である。

A 「最適化している」レベルでは、プロセス変動の特殊原因が特定され、適切なところで、将来の発生を予防するために特殊原因の発生源が是正されている。

B 「初期」レベルでは、要件が管理され、開発計画がたてられ、その計画に従って開発が進められている。

C 「定義された」レベルでは、組織の標準プロセスが確立され、時間の経過とともに改善されている。

D 「定量的に管理された」レベルでは、プロセス及び技術上の漸進的及び革新的な改善策によって、プロセス実績を継続的に改善することに焦点を合わせている。


類題

H17 W-24

H23 W-34


正解

C


解説

CMMI の成熟度の低い順に以下のとおりとなる。

@「初期レベル」では、プロセスは場当たり的で無秩序である。

次に、B「管理された (反復できる)」レベルでは、要件が管理され、開発計画がたてられ、その計画に従って開発が進められている。

さらに、C「定義された」レベルでは、組織の標準プロセスが確立され、時間の経過とともに改善されている。 (正しい)

そして成熟すると、A「定量的に管理された」レベルでは、プロセス変動の特殊原因が特定され、適切なところで、将来の発生を予防するために特殊原因の発生源が是正されている。

最後に、D「最適化している」レベルでは、プロセス及び技術上の斬進的及び革新的な改善策によって、プロセス実績を継続的に改善することに焦点を合わせている。

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