ビッグデータの利活用を促す取組の一つである情報銀行の説明はどれか。
ア 金融機関が、自らが有する顧客の決済データを分析して、金融商品の提案や販売など、自らの営業活動に活用できるようにする取組
イ 国や自治体が、公共データに匿名加工を施した上で、二次利用を促進するために共通プラットフォームを介してデータを民間に提供できるようにする取組
ウ 事業者が、個人との契約などに基づき個人情報を預託され、当該個人の指示又は指定した条件に基づき、データを他の事業者に提供できるようにする取組
エ 事業者が、自社工場におけるIoT機器から収集された産業用データを、インターネット上の取引市場を介して、他の事業者に提供できるようにする取組
ウ
ア データドリブンマーケティングの金融機関への適用や、FinTechの事例と考えられる。FinTech は、金融 (Finance) と技術 (Technology) を組合せた造語で、金融サービスとITを結びつけた革新的な技術やサービスのことである。
イ オープンデータの活用事例と考えられる。オープンデータは、営利・非営利の目的を問わず二次利用が可能という利用ルールが定められており、編集や加工をする上で機械判読に適し、原則無償で利用できる形で公開された官民データのことである。
ウ 正しい。情報銀行は、事業者が、個人との契約などに基づき個人情報を預託され、当該個人の指示又は指定した条件に基づき、データを他の事業者に提供できるようにする取組や事業のことである。
エ データマーケットプレイスの事例と考えられる。データマーケットプレイスは、データ提供者とそのデータを活用したい事業者を仲介し、売買等による取引を可能とする仕組みである。
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