本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成30年度 春期 基本情報技術者試験問題と解説

問63

ビッグデータ活用の発展過程を次の4段階に分類した場合、第4段階に該当する活用事例はどれか。

〔ビッグデータ活用の発展段階〕

第1段階: 過去や現在の事実の確認 (どうだったのか)

第2段階: 過去や現在の状況の解釈 (どうしてそうだったのか)

第3段階: 将来生じる可能性がある事象の予測 (どうなりそうなのか)

第4段階: 将来の施策への展開 (どうしたら良いのか)

ア 製品のインターネット接続機能を用いて、販売後の製品からの多数の利用者による操作履歴をビッグデータに蓄積し、機能の使用割合を明らかにする。

イ 多数の利用者による操作履歴が蓄積されたビッグデータの分析結果を基に、当初、メーカが想定していなかった利用者の誤操作とその原因を見つけ出す。

ウ ビッグデータを基に、利用者の誤操作の原因と、それによる故障率の増加を推定し、利用者の誤操作を招きにくいユーザインタフェースに改良する。

エ 利用者の誤操作が続いた場合に想定される製品の故障率の増加を、ビッグデータを用いたシミュレーションで推定する。


正解


解説

ビッグデータ活用の発展過程は、
@ 機能の使用割合を明らかにし、
A 利用者の誤操作とその原因を見つけ出し、
B ビッグデータを用いたシミュレーションで推定し、
C 誤操作を招きにくいユーザインタフェースに改良する。

ア 第1段階に該当する活用事例である。

イ 第2段階に該当する活用事例である。

ウ 正しい。第4段階に該当する活用事例である。

エ 第3段階に該当する活用事例である。

問62 目次 問64