2台のコンピュータを並列に接続して使うシステムがある。それぞれのMTBFとMTTRを次の表に示す。どちらか1台が稼働していればよい場合、システム全体の稼働率は何%か。
┌─────┬─────┐
│ MTBF │ MTTR │
┌───────┼─────┼─────┤
│コンピュータ1│480時間│ 20時間│
├───────┼─────┼─────┤
│コンピュータ2│950時間│ 50時間│
└───────┴─────┴─────┘
ア 91.2 イ 95.5 ウ 96.5 エ 99.8
エ
MTBF (Mean Time Between Failure = 平均故障間隔) は、稼働してから故障までの平均稼働時間のことである。
MTTR (Mean Time To Repair = 平均修理時間) は、故障から次の稼働まで (復旧まで) の時間、つまり、修理時間である。
稼働率は MTBF ÷ (MTBF+MTTR) で求められる。従って
コンピュータ1の稼働率 = 480 ÷ (480 + 20) = 0.96
コンピュータ2の稼働率 = 950 ÷ (950 + 50) = 0.95
どちらか1台が稼働していればよい場合の稼働率は、1からどちらも稼働していない確率を求めて引くとよい。
従って、稼働率は
1 − (1 − 0.96) × (1 − 0.95)
= 1 − (0.04×0.05)
= 1 − 0.002 = 0.998 = 99.8%
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