TDD (テスト駆動開発: Test Driven Development) の効果に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ TDDのサイクルにはリファクタリングが含まれる。
A 自動テストコードはそのままユーザビリティテストとして機能するため、高い試験性が保たれる。
B 実装工数は増加せず実装時に混入する障害の割合が軽減されるため、テスト工数の削減及びデバッグ時間の大幅な短縮が期待できる。
C コードの記述後にテストを記述するので、対象の仕様を詳細に検討する効果もある。
D ソフトウェアの保守性、特に解析性を大きく向上できる。
@
@ 正しい。TDD (Test Driven Development = テスト駆動開発) は、動作するソフトウェアを迅速に開発するために、テストケースを先に設定してから、プログラムをコーディングする開発手法である。
TDDでは随時、リファクタリングを行う。リファクタリングは、外部から見た動作を変えずにプログラムをより良く作り直すことである。
A 自動テストコードはそのままでは、ユーザビリティテストとして機能しない。
B TDDでは、実装工数が増加しないわけではない。
C TDDは、テストケースを先に設定してから、プログラムをコーディングする開発手法である。
D TDDはソフトウェアの保守性や解析性を向上させるものではない。
V−19 | 目次 | V−21 |