コンピュータのアーキテクチャに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
@ 近年のCPUはマルチコアが一般的であり、並列処理によってCPU自身がすべてのコアに自動的に実行するプログラムを割り当てるために性能の有効活用が容易となっている。
A マルチコアによる多数の小さなプロセスの実行はOS任せで効果的に行えるが、巨大なプロセスは1つのコアによる実行となるため、マルチコアによる性能向上は得られにくい。
B SoC (System on a Chip) は、プロセッサやメモリ、GPUなどの専用回路を集積した1チップでコンピュータシステムを実現するLSIである。
C RISCは固定長命令であるため、1サイクルに複数の命令を解釈するスーパースカラ実行がやりやすい。
D 巨大なプロセスを複数のスレッドに分割して実行する場合、親のスレッドと同じデータ領域を共用するため、スレッド間のメモリアクセスの排他処理が必要になることがある。
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@ 不適切である。巨大なプロセスは1つのコアによる実行となるため、マルチコアによる性能向上は得られにくい。
A マルチコアプロセッサは、複数のプロセッサコアを1つのCPUパッケージに集積したマイクロプロセッサのことである。
B LSI (Large Scale Integration) は、大規模集積回路である。
C RISC (Reduce Instruction Set Computer = 縮小命令セットコンピュータ) は、個々の命令を単純化することによりパイプライン処理の効率を高め、処理性能の向上を図ったコンピュータのことである。
スーパースカラは、複数のパイプラインを用い、同時に複数の命令を実行可能にすることによって高速化を図る方式のことである。
D スレッドは、1つのプロセスをCPUが処理できる最小の処理単位に分割したものである。
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