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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和3年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−10

近年の多くのOSでは、メモリ管理において仮想記憶 (Virtual Memory) と呼ばれる抽象概念を持つ。仮想記憶に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

@ 利用可能な物理メモリの量より多くのメモリを要求するアプリケーションも動作させることができる。

A 各プロセスは、利用可能な物理メモリの一部分だけアクセスが許される。

B プロセスは、同一のライブラリやプログラムのイメージを共有することができる。

C プロセスは、複数のデバイスを同時に扱うことができる。

D 物理メモリの構成について考慮せずに済むため、マシンに依存しないコードを書くことができる。


正解

C


解説

@ 仮想記憶は、ハードディスクなどの一部の領域をメモリーの一部として利用し、実メモリよりも多くのメモリがあるように見せるメモリー管理技術の一つである。

A 適切な表現である。

B 仮装記憶でも、プロセスは、同一のライブラリやプログラムのイメージを共有することができる。

C 不適切である。仮想記憶の技術を用いても、プロセスは、複数のデバイスを同時に扱うことができない。

D 適切な表現である。

V−9 目次 V−11