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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和2年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−30

電話機1台当たりの発着呼の発生頻度が1時間に18回、平均回線使用時間が3分20秒のときに、呼損率を5%以下にしたい。次の呼損率表 (表中の数値は呼量であり、単位はアーラン) が与えられた場合に最低必要回線数として、最も適切なものはどれか。

┌─────┬───┬───┬───┬───┬───┐
│  呼損率│0.001 │0.005 │ 0.01 │ 0.05 │ 0.1 │
│必要回線数│   │   │   │   │   │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│  1  │0.001 │0.005 │0.0101│0.0526│0.111 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│  2  │0.0458│0.105 │0.153 │0.381 │0.595 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│  3  │0.194 │0.349 │0.455 │0.699 │1.27 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│  4  │0.439 │0.701 │0.869 │1.52 │2.05 │
├─────┼───┼───┼───┼───┼───┤
│  5  │0.762 │1.13 │1.36 │2.22 │2.88 │
└─────┴───┴───┴───┴───┴───┘

@ 1回線  A 2回線  B 3回線

C 4回線  D 5回線


類題

H29 V-31

R01 V-9


正解

C


解説

呼量は、単位時間当たりの利用時間のことであり、以下の式で求める。
呼量 = 呼数÷測定時間 × 平均回線使用時間

問題では
呼数: 18回
測定時間: 60分 = (3,600秒)
平均回線使用時間: 3分20秒 = (200秒)
であるから呼量は
18 ÷ 3,600 × 2001.0アーラン
である。

呼損率が5% (0.05) の列で1.0アーランを超える個所は 1.52 の部分であるから、必要回線数は4回線と判る。

V−29 目次 V−31