電話機1台あたりの発着呼の発生頻度が20分に10回、平均回線使用時間が90秒のときに、呼損率を0.02以下にしたい。次の呼損率表 (表中の数値は呼量であり、単位はアーラン)
が与えられた場合に最低必要回線数として、最も適切なものはどれか。
┌─────┬──────┬──────┬──────┐
│必要回線数│呼損率 0.01│呼損率 0.02│呼損率 0.03│
├─────┼──────┼──────┼──────┤
│ 1 │ 0.010 │ 0.020 │ 0.031 │
├─────┼──────┼──────┼──────┤
│ 2 │ 0.153 │ 0.223 │ 0.282 │
├─────┼──────┼──────┼──────┤
│ 3 │ 0.455 │ 0.602 │ 0.715 │
├─────┼──────┼──────┼──────┤
│ 4 │ 0.869 │ 1.09 │ 1.26 │
├─────┼──────┼──────┼──────┤
│ 5 │ 1.36 │ 1.66 │ 1.88 │
└─────┴──────┴──────┴──────┘
@ 1回線 A 2回線 B 3回線
C 4回線 D 5回線
C
呼量は、単位時間当たりの利用時間のことであり、以下の式で求める。
呼量 = 呼数 ÷ 測定時間 × 平均回線使用時間
問題では
呼数: 10回
測定時間: 20分 = (1,200秒)
平均回線使用時間: 90秒
であるから呼量は
10 ÷ 1,200 × 90 = 0.75アーラン
である。
呼損率が0.02の列で0.75アーランを超える個所は 1.09 の部分であるから、必要回線数は4回線と判る。
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