4台のハードディスクドライブ (以下、HDDという) を用いたRAID装置がある。このRAID装置では、2台のHDDで構成したRAID0 (ストライピング) を、RAID1 (ミラーリング) 構成にしている。HDD単体の故障率を0.1としたとき、RAID装置の故障率はHDDの故障率に比べ何倍改善できるか、最も近い値はどれか。
ただし、HDDの仕様は同一で故障は独立に発生し、RAIDコントローラなどHDD以外の故障は考えないものとする。
@ 2.8倍 A 3.4倍 B 4.0倍
C 27.0倍 D 40.0倍
@
HDD単体の稼働率は 1−0.1 = 0.9である。
2台のHDDで構成したRAID0は、2台のHDDがどちらも稼働していなければならない。従って故障率は
1 − 0.9×0.9 = 0.19
これをRAID1 (ミラーリング) 構成にしているため、その故障率は、2台のRAID0のどちらも故障した場合となり、
0.19 × 0.19 = 0.0361
従って、故障率の改善は、0.1 ÷ 0.0361 ≒ 2.8倍である。
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