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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成25年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−34

図1のUMLのコンポーネント図で示されたモジュール間の参照関係は、図2のマトリクスで表現できる。あるソフトウェアのモジュール間の参照関係をマトリクスで表現したところ、図3のようになった。この参照関係の説明として、最も適切なものはどれか。



@ モジュールA、C間にはBを介した間接的な循環参照がある。

A モジュールA、C間には直接的な循環参照がある。

B モジュールBは、A、C、D、Eモジュールを参照する。

C モジュールC、D間には間接的な循環参照がある。

D モジュールEは、B、C、Dのモジュールから参照される。


正解

A


解説

図1と図2により、CからAへの参照ができないときは、図2の「参照する側」がCと、「参照される側」がAの交差するマスがスペースであることが判る。これを踏まえる。

@ AからBへの参照できるがBからCへの参照ができないため、循環参照にはならない。

A 正しい。AからCへの参照ができる。「循環参照」という表現が適切かは微妙だが、最も適切な選択肢である。

B 図3の「参照する側」がBと、「参照される側」がAの交差するマスがスペースであるため、参照できない。C、D、Eも同様。

C CからAを参照でき、AからDを参照できるが、DからCが参照できない。また、DからBを参照できるが、Bはどこへも参照できない。従って、C、D間には、循環参照はない。

D 「参照される側」がEの行に × がないので、Eはどこからも参照できない。

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