下の因果ループ図が表すシステムのダイナミズムの記述として、最も適切なものはどれか。ここで、矩形は重要変数 (interest variable) を、矢印は重要変数間の原因と結果の関係を表し、矢印に付けた「S」はそれらの値が同じ方向に変化する (変数の値がともに増える/減る) こと、「O」は逆の方向に変化する (原因が増える/減ると結果が減る/増える) こと、「遅れ」は因果関係が遅れて発現することを表す。
@ 「応急処置」が減少すると、「意図しない結果」もほぼ同時に減少する。
A 「応急処置」は、しばらく安定しているが、あるとき減少に転じる。
B 「応急処置」は、常に増加又は減少し続ける一方である。
C 「問題症状」が減少するにつれ、「応急処置」は増大する。
D 「問題症状」は、しばらく安定しているが、あるとき増大する可能性がある。
D
@ 「応急処置」が減少すると「意図しない結果」は、遅れて減少する。
A 「応急処置」は、「問題症状」が減少した時に減少に転じる。
B 「応急処置」は、問題症状の増減に左右されるため、増加することもあれば減少することもある。
C 「問題症状」 → S → 「応急処置」だから、「問題症状」が減少するにつれ、「応急処置」も減少する。
D 正しい。「問題症状」が増大すると、「応急処置」も増大する。
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