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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成18年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−13

T型フリップフロップを使って3ビットの2進カウンタ (=8進カウンタ) を構成できるものを、次の図の中から選べ。T型フリップフロップとは、クロック (CK)のネガティブ・エッジ (1から0へ変化する) をタイミングとして、T入力が1のときに、それまでのQ出力を反転するものを指す。T入力が0のときは、Q出力をそのまま保持する。 出力はQ出力の否定をいつも出力する。クロックのタイミングでT入力が変化するときは、タイミングの前のT入力の値に基づいて動作するものとする。Q出力は初期状態では0を出力するものとする。

 


正解

@


解説

問題文に「T入力が1のときに、それまでのQ出力を反転するものを指す」と記載があるため、ネガティブ・エッジ (1→0) のタイミング毎に
0 の値は 0 → 1 → 0 → 1 ・・・と変化する。

0 の値が 1 → 0 のタイミング毎に
1 の値は 0 → 1 → 0 → 1 ・・・と変化する。

同様に
1 の値が 1 → 0 のタイミング毎に
2 の値は 0 → 1 → 0 → 1 ・・・と変化する。

まとめると、以下の通り、8進カウンターを構成できる。

 ┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
 │T │0│1│2│3│4│5│6│7│
 ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
 │Q0│0│1│0│1│0│1│0│1│
 ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
 │Q1│0│0│1│1│0│0│1│1│
 ├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
 │Q2│0│0│0│0│1│1│1│1│
 └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

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