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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 秋期 基本情報技術者試験問題と解説

問69

T社では3種類の商品A、B、Cを販売している。現在のところ、それぞれの商品には毎月10,000人、20,000人、80,000人の購入者がいる。来年から商品体系を変更して、4種類の新商品P、Q、R、Sを販売する予定である。そこで、既存の顧客が新商品を購入する割合と新規の顧客数を試算した。この試算について、適切な記述はどれか。ここで、表の各行に記載されている小数第1位までの数値が、該当する旧商品から新商品に乗り換える人の割合を表す。

   ┌───┬───┬───┬───┬───┐
   │ 人数 │ P │ Q │ R │ S │
 ┌─┼───┼───┼───┼───┼───┤
 │A│10,000│  0.5│  0.3│  0.1│  0.1│
 ├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
 │B│20,000│  0.1│  0.6│  0.1│  0.1│
 ├─┼───┼───┼───┼───┼───┤
 │C│80,000│  0.1│  0.1│  0.3│  0.3│
 ├─┴───┼───┼───┼───┼───┤
 │既存顧客数│15,000│23,000│27,000│27,000│
 ├─────┼───┼───┼───┼───┤
 │新規顧客数│ 5,000│ 7,000│13,000│23,000│
 └─────┴───┴───┴───┴───┘

ア 商品Aの購入者のうち、1,000人が新商品Qを購入すると予想している。

イ 商品Bの購入者は、新商品P、Q、R、Sのどれかを購入すると予想している。

ウ 新商品Pの購入見込者の5割は、商品Aの購入者であると予想している。

エ 新商品Sの新規顧客数は、商品Cの購入者のうち新商品Sを購入する人数より少ないと予想している。


正解


解説

ア 商品Aは10,000人の購入者がおり、そのうち3割の3,000人が新商品Qを購入すると予想している。

イ 商品Bの購入者のうち1割は新商品P、6割が新商品Q、1割が新商品R、1割が新商品S、合計して9割が新商品P、Q、R、Sのどれかを購入すると予想している。

ウ 商品A購入者の5割の5,000人と、商品B購入者の1割の2,000人と、商品C購入者の1割の8,000人の、既存顧客合計15,000人と新規顧客の5,000人が新商品Pを購入すると予想している。
すなわち、新商品Pの購入見込者は合計で20,000人と予測しているため、新商品Pの購入見込者、20,000人2割5分が、商品Aの購入者であると予想している。

エ 正しい。新商品Sの新規顧客数は、23,000人
商品Cの購入者のうち新商品Sを購入する人数は80,000人の3割で24,000人である。

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