コンパイラに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ JIT (Just-In-Time) コンパイラとは、必要になったときにJavaのソースプログラムをコンパイルするコンパイラである。
A 共通部分式の削除とは、2回以上出現する同じ式に関して、その式の値が変化しない場合に、計算を1回だけ行うようにコード生成を行う最適化である。
B 整数として宣言された変数が実数として使われるような誤りを「構文上の誤り」という。
C ソースプログラムの読込み、構文解析、字句解析、中間語作成、最適化、コード作成の順に経て、目的プログラムが得られる。
D のぞき穴最適化 (あるいは、のぞき穴式最適化) とは、コンパイル対象のソースプログラムの局所的な部分だけを見て行われる最適化である。
A
@ JITコンパイラ (Just-In-Time compiler) は、プログラムの実行時にソースコードや中間コードから機械語への変換を行い、実行速度の向上を図るコンパイラのことである。
A 正しい。
B 整数として宣言された変数に実数を入れても、整数になる。一方構文上の誤りは、字句規則や構文規則に反しており、正さない限りコンパイルできない。
C ソースプログラムの読込み、字句解析、構文解析、中間語作成、最適化、コード作成の順に経て、目的プログラムが得られる。
D のぞき穴最適化は、コンパイルされたオブジェクト (機械語) の局所的な部分だけを見て施す最適化である。
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