ソフトウェア要求仕様に対する推奨プラクティスIEEE Std 830-1998に基づいた、ソフトウェアの要求仕様の特性に関する次の記述のうち、最も適切なものを選べ。
① 要求仕様書の無矛盾性 (Consistency) が保証されているとは、自システムではなく他のシステムの要求仕様書と矛盾していないことである。
② 要求仕様に妥当性 (Correctness) がないとは、開発するソフトウェアが満たすべきでない内容が要求仕様に含まれていないことである。
③ 要求仕様の非曖昧性 (Unambiguity) が保証されているとは、ある要求が何通りにも解釈できることである。
④ 要求仕様の完全性 (Completeness) が満たされれば、要求の抜けはなくなる。
⑤ 要求仕様の検証可能性 (Verifiability) が保証されているとは、ソフトウェア製品がその要求を満たしていることをチェックできるプロセスが存在することであり、費用効果性は問われない。
④
① 無矛盾性:システムの要求仕様書と矛盾していないこと。
② 妥当性 (正当性) :内容に自己矛盾がなく、もれなくすべてが記述されていること。また、満たすべきでない内容が要求仕様に含まれていないこと。
③ 非曖昧性:曖味なところがなく、内容が一意に定まること。
④ 正しい。完全性:以下の3つを全て含むこと。
・全ての必要な要求が含まれている。
・全ての入力データと状態に対する応答の定義が含まれている。
・用語と図表の説明が含まれている。
⑤ 検証可能性:全ての要求に対して、有限コストで検証可能であることである。
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