平成19年度 技術士第一次試験問題【専門科目】
【16】情報工学部門
W−20
ソフトウェア開発のモデルに関する次の記述のうち、最も適切なものを選べ。

 @ ウォータフォールモデルの欠点を解決するために、リスク管理の要素を
   取り入れて、スパイラルモデル (反復型開発) が提案された。
 A シックスシグマの手法はモトローラによって開発されたものであり、
   品質特性値が正規分布に従うと仮定するならば、
   6σの外に出る確率は、100万分の3.4であるとして、品質の
   管理限界を定めるものである。
 B CMMI (Capability Maturity Model Integration) では、組織に4段階
   のプロセス成熟度レベルに照らして等級をつけて評価するが、レベル0は、
   非常に未熟で混沌とした開発プロセス、レベル3は、非常に成熟した
   高品質を実現する開発プロセスであるとして厳密に定義している。
 C スパイラルモデル (反復型開発) は、ソフトウェアを徐々に開発していく
   手法であり、そこから派生してアジャイルソフトウェア開発が生まれている。
   一方、エクストリーム・プログラミング (XP) はこのアジャイル的手法とは
   異なったアプローチを目指すものである。
 D ラショナル統一プロセス (Rational Unified Process, RUP) は、
   反復型開発、要求管理、コンポーネント・アーキテクチャの使用、
   ビジュアル・モデリング、変更管理の5つのガイドラインが定められている。



【正解】 A

@スパイラルモデルは、スパイラルモデルは、要件定義、システム外部設計、
 内部設計、プログラミング、テストの各工程を繰り返して開発するプロセス
 モデルである。
 詳細な仕様、アーキテクチャ、開発体制等が明確でない場合に適用する。
 間違っているとも言い切れない表現であるが、最も適切でもない。
 「リスク管理の要素」を取り入れたものは、エクストリームプログラミングである。
A正しいが、シックスシグマは品質改革活動であり、品質の管理限界を
 定めるものでもない。
B
CMMI では、プロセスの成熟度レベルを「初期」・「管理された」・
 「定義された」・「定量的に管理された」・「最適化している」の5段階に
 分けている。
C
エクストリームプログラミングとは、ユーザー要求や仕様変更のリスク軽減の
 ために、ユーザーや開発者間のコミュニケーションを重視し、コーディングと
 テストに重点を置き、常にフィードバックを行って再設計やプログラム修正を
 していくソフトウェア開発手法である。
 アジャイルソフトウェア開発は、エクストリームプログラミングから派生している。
D
ラショナル統一プロセスは現在のIBM社の製品名である。
 反復型開発、要求管理、コンポーネント・アーキテクチャの使用、
 ビジュアル・モデリング、変更管理、及び
 品質の継続的検証の、6つのガイドラインが定められている。


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