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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成17年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−12

命令キャッシュとデータキャッシュを独立に持つパイプライン化されたCPUがある。このCPUのパイプラインは、以下の場合にのみストールする。

1.命令キャッシュがミスヒットした場合:10クロック

2.データキャッシュを読み出す際にミスヒットした場合:10クロック

3.読み出したデータを直後の命令で利用する場合:1クロック

 命令キャッシュのヒット率を99%、データキャッシュを読み出す場合のヒット率を95%、読み出し命令の生起確率を20%、読み出したデータを直後の命令で利用する可能性を50%とする時、このCPUのCPI (Clock cycles Per Instruction) に最も近い数値を選べ。

@ 1.1  A 1.2  B 1.3  C 1.4  D 1.5


正解

B


解説

CPI (Cycles Per Instruction) は、1つの命令を実行するのに何クロック必要かを示した指標である。

命令キャッシュ
 99%×1クロック + 1%×10クロック = 1.09クロック

データキャッシュ
 読み出し命令は 20% × 5% × 10クロック = 0.1クロック
 読み出したデータを直後の命令で利用する場合は
 20% × 50% × 1クロック = 0.1クロック

従って、
1.09+ 0.10.11.29クロック 1.3クロック

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