以前からご要望の多かった1行おきに合計する計算式を考えてみました。
「配列数式」という方法です。
例えば
のような表を作って、男性、女性のそれぞれの合計を計算したいとします。
単純に
C7: =SUM(C1,C3,C5)
C8: =SUM(C2,C4,C6)
でもOKです。
でも、行が100行なら、面倒なことになります。
C100 = SUM(C2,C4,C6,C8, ・・・・ , C98)
今回はちょっと難しいところもありますが、紹介します。
行の追加削除にも柔軟に対応できる裏ワザです。
@ C7のセルに次のような計算式を入れ、
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを同時に押します。
=SUM(IF(MOD(ROW(C1:C6),2)=1,C1:C6))
※式が{ }で括られます。
必ず数式バーのところか、F2キーで直接計算式を編集するモードで、「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを押します。
A C8のセルには、次のような計算式を入れ、
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを同時に押します。
=SUM(IF(MOD(ROW(C1:C6),2)=0,C1:C6))
これで完成です。
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを同時に押す方法を「配列数式」と言います。
配列数式は、Ctrl + Shift + Enter の頭文字をとって、CSE数式とも言います。
応用として、例えば3行おきにしたいときは
1行目: =SUM(IF(MOD(ROW(C1:Cx),4)=1,C1:Cx))
2行目: =SUM(IF(MOD(ROW(C1:Cx),4)=2,C1:Cx))
3行目: =SUM(IF(MOD(ROW(C1:Cx),4)=3,C1:Cx))
4行目: =SUM(IF(MOD(ROW(C1:Cx),4)=0,C1:Cx))
です。
※ xは任意の行。
また、列を1列おきに合計するときは
=SUM(IF(MOD(COLUMN(A1:x1),2)=1,A1:x1))
=SUM(IF(MOD(COLUMN(A1:x1),2)=0,A1:x1))
です。
※ xは任意の列。
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