AIにおける機械学習で、2クラス分類モデルの評価方法として用いられるROC曲線の説明として、適切なものはどれか。
ア 真陽性率と偽陽性率の関係を示す曲線である。
イ 真陽性率と適合率の関係を示す曲線である。
ウ 正解率と適合率の関係を示す曲線である。
エ 適合率と偽陽性率の関係を示す曲線である。
ア
2クラス分類モデルの評価方法として混同行列が使われる。
混同行列は4つのクラスに分類できる。
┌─────────┐
│ 予測 │
├────┬────┤
│Positive│Negative│
┌───┬────┼────┼────┤
│ │Positive│ TP │ FN │
│実 際├────┼────┼────┤
│ │Negative│ FP │ TN │
└───┴────┴────┴────┘
実際:Positive、予測:Positive は、TP (True Positive)
実際:Positive、予測:Negative は、FN (False Negative)
実際:Negative、予測:Positive は、FP (False Positive)
実際:Negative、予測:Negative は、TN (True Negative)
代表的な指標は以下のとおりである。
適合率 = TP / (TP + FP)
再現率 = TP / (TP + FN)
ア 正しい。ROC (Receiver Operating Characteristic curve) 曲線は、真陽性率 (TPR = True Positive Rate) と偽陽性率 (FPR = False Positive Rate) の関係を示す曲線である。受信者動作特性曲線とも呼ばれる。
イ 適合率はTP / (TP + FP)である。
ウ 正解率は、TP + FNである。
エ 適合率はTP / (TP + FP)である。
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