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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和5年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問48

問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフトウェア保守のどの分類に該当するか。

ア 完全化保守

イ 是正保守

ウ 適応保守

エ 予防保守


正解


解説

保守については、JIS X 0161: 2008の「3.用語及び定義」に記載されている。

ア 正しい。完全化保守は、「引渡し後のソフトウェア製品の潜在的な障害が、故障として現れる前に、検出し訂正するための修正」として3.7に定義されている。注記として「完全化保守は、利用者のための改良、プログラム文書の改善を提供し、ソフトウェアの性能強化、保守性などのソフトウェア属性の改善に向けての記録を提供する。」と記載がある。

イ 是正保守は、「ソフトウェア製品の引渡し後に発見された問題を訂正するために行う受身の修正」である。3.2に記載がある。

ウ 適応保守は、「引渡し後、変化した又は変化している環境において、ソフトウェア製品を使用できるように保ち続けるために実施するソフトウェア製品の修正」である。3.1に記載がある。

エ 予防保守は、「引渡し後のソフトウェア製品の潜在的な障害が運用障害になる前に発見し、是正を行うための修正」である。3.8に記載がある。

問47 目次 問49