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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和5年度 秋期 高度情報技術者試験問題と解説

問4

パイプラインの性能を向上させるための技法の一つで、分岐条件の結果が決定する前に、分岐先を予測して命令を実行するものはどれか。

ア アウトオブオーダー実行

イ 遅延分岐

ウ 投機実行

エ レジスタリネーミング


正解


解説

ア アウトオブオーダ実行は、依存関係にない複数の命令を、プログラム中での出現順序に関係なく実行することである。

イ 遅延分岐は、条件分岐命令で分岐先の命令を先に実行し、分岐予測精度とパイプライン性能を向上させるための技法である。

ウ 正しい。

エ レジスタリネーミングは、データの依存関係による遅延を回避するために、プロセッサ内で物理的なレジスタの名前を論理的な名前にマッピングし、パイプラインで複数の命令を同時に実行できるようにする技法である。

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