フラグメンテーションに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 可変長ブロックのメモリプール管理方式では、様々な大きさのメモリ領域の獲得や返却を行ってもフラグメンテーションは発生しない。
イ 固定長ブロックのメモリプール管理方式では、可変長ブロックのメモリプール管理方式よりもメモリ領域の獲得と返却を速く行えるが、フラグメンテーションが発生しやすい。
ウ フラグメンテーションの発生によって、合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず、必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがある。
エ メモリ領域の獲得と返却の頻度が高いシステムでは、フラグメンテーションの発生を防止するため、メモリ領域が返却されるたびにガーベジコレクションを行う必要がある。
ウ
ア 可変長ブロックのメモリプール管理方式でもフラグメンテーションは発生する。
イ 可変長ブロックのメモリプール管理方式のほうが、フラグメンテーションが発生しやすい。
ウ 正しい。フラグメンテーションは、OSがメモリ領域の割当てと解放を繰り返すことによって、メモリ領域に未使用の不連続な隙間が多数できる現象のことである。
エ メモリ領域が返却されるたびにガーベジコレクションを行う必要はない。
なお、ガベージコレクション (Garbage Collection) は、プログラムが動的に確保したヒープ領域のうち、使用しなくなった領域を回収して再度使用可能にすることである。
問17 | 目次 | 問19 |