8Tバイトの磁気ディスク装置6台を、予備ディスク (ホットスペアディスク) 1台込みのRAID5構成にした場合、実効データ容量は何Tバイトになるか。
ア 24 イ 32 ウ 40 エ 48
イ
RAID (Redundant Arrays of Independent Disks) は、複数のハードディスクにデータを分散させ、データの読み書き時間を短縮させたり、障害時のデータ復旧を可能にしたりする技術のことである。
RAID0〜6までの7つのレベルがある。
RAID0 (ストライピング)
データを複数台のディスクに分散して書き込み、アクセスを高速度化する。
RAID1 (ミラーリング)
2台のディスクに同じ内容を書き込み、高信頼性を実現する。
RAID2
ビット単位でのエラー訂正用のハミング符号を書き込む専用ディスクを用意し、高信頼性を実現する。
RAID3
ビット単位でのエラー訂正用のパリティコードを専用ディスク (パリティディスク) に書き込む方式である。
RAID4
ブロック単位でのエラー訂正用のパリティコードを専用ディスク (パリティディスク) に書き込む方式である。
RAID5
RAID4のパリティディスクを分散させ、パリティディスクへのアクセス集中を防止することで高速度と高信頼性を実現する。
RAID6
RAID5のパリティディスク部分を2重化し、高信頼性を実現する。同時に任意の2つのディスクに障害が発生しても、データを復元できる。
問題では磁気ディスク装置6台のうち1台を予備ディスクとして使用するので、RAID5を5台で構成することになる。
RAID5では、さらにこの5台のうち 1台をパリティディスクとして利用するため、実効データ容量は、8Tバイト × 4台 = 32Tバイトとなる。
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