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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和2年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問48

ソフトウェア保守で修正依頼を保守のタイプに分けるとき、次のa〜dに該当する保守のタイプの、適切な組合せはどれか。

〔保守のタイプ〕
 ┌─────────────┬───────┐
 │             │修正依頼の分類│
 │   保守を行う時期   ├───┬───┤
 │             │ 訂正 │ 改良 │
 ├─────────────┼───┼───┤
 │潜在的な障害が顕在化する前│ a │ b │
 ├─────────────┼───┼───┤
 │問題が発見されたとき   │ c │ − │
 ├─────────────┼───┼───┤
 │環境の変化に合わせるとき │ − │ d │
 └─────────────┴───┴───┘

  ┌─────┬─────┬─────┬─────┐
  │  a  │  b  │  c  │  d  │
┌─┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│ア│完全化保守│予防保守 │是正保守 │適応保守 │
├─┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│イ│完全化保守│予防保守 │適応保守 │是正保守 │
├─┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│ウ│是正保守 │完全化保守│予防保守 │適応保守 │
├─┼─────┼─────┼─────┼─────┤
│エ│予防保守 │完全化保守│是正保守 │適応保守 │
└─┴─────┴─────┴─────┴─────┘


正解


解説

潜在的な障害が顕在化する前に訂正を行う保守を予防保守という。(a)

潜在的な障害が顕在化する前に改良を行う保守を完全化保守という。
例えばシステム内でのゼロ割りを防止するために、利用者が0を入力できないように制限するような改良をおこなう場合などである。(b)

問題が発見されたとき訂正を行う保守を是正保守という。(c)

環境の変化に合わせるとき改良を行う保守を適応保守という。
例えばOSやブラウザのバージョンアップに合わせて改良をおこなう場合などである。(d)

問47 目次 問49