生産現場における機械学習の活用事例として、適切なものはどれか。
ア 工場における不良品の発生原因をツリー状に分解して整理し、アナリストが統計的にその原因や解決策を探る。
イ 工場の生産設備を高速通信で接続し、ホストコンピュータがリアルタイムで制御できるようにする。
ウ 工場の生産ロボットに対して作業方法をプログラミングするのではなく、ロボット自らが学んで作業の効率を高める。
エ 累積生産量が倍増するたびに工場従業員の生産性が向上し、一定の比率で単位コストが減少する。
ウ
ア FTA (Fault Tree Analysis = 故障の木解析) や特性要因図の活用事例である。
イ IoT (Internet of Things) や MtoM (Machine to Machine) の活用事例である。IoT (Internet of Things) は、コンピュータなどの情報通信機器だけでなく様々なものに通信機能をもたせ、インターネットに接続することによって自動認識や遠隔計測を可能にし、大量のデータを収集・分析して高度な判断サービスや自動制御を実現することである。
MtoMは、機械と機械が互いに通信を行い、自律的に制御を行うことである。M2Mともいう。
ウ 正しい。
エ 経験曲線の活用事例である。経験曲線は、生産量と単位コストの関係を示すものであり、累積生産量が増加するに従い、単位コストが減少する過程を示す曲線のことである。
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