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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和元年度 秋期 基本情報技術者試験問題と解説

問51

二つのアクティビティが次の関係にあるとき、論理的な依存関係はどれか。

 “システム要件定義プロセス”が完了すれば、“システム方式設計プロセス”が開始できる。

ア FF関係 (Finish-to-Finish)

イ FS関係 (Finish-to-Start)

ウ SF関係 (Start-to-Finish)

エ SS関係 (Start-to-Start)


正解


解説

プレジデンスダイヤグラム法に関する問題である。
プレジデンスダイヤグラム法は、依存関係にある2つの工程の順序をFS (finish-to-start) 、SS (start-to-start)、SF (start-to-finish)、FF (finish-to-finish) の4つの関係で定義することで表記する技法のことである。

ア FF関係 (終了−終了関係) は、あるアクティビティの完了が、次のアクティビティの完了条件になっている関係である。
受付の終了から45分経過したら、試験を終了する。」というような関係である。

イ 正しい。FS (終了−開始関係) は、あるアクティビティの完了が、次のアクティビティの開始条件になっている関係である。
受付の終了から10分経過したら、試験を開始する。」というような関係である。

ウ SF関係 (開始−終了関係) は、あるアクティビティの開始が、次のアクティビティの完了条件になっている関係である。
試験の開始から20分経過したら、受付を終了する。」というような関係である。

エ SS (開始−開始関係) は、あるアクティビティの完了が、次のアクティビティの開始条件になっている関係である。
受付の開始から30分経過したら、試験を開始する。」というような関係である。

問50 目次 問52