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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和元年度 秋期 基本情報技術者試験問題と解説

問49

単一の入り口をもち、入力項目を用いた複数の判断を含むプログラムのテストケースを設計する。命令網羅と判定条件網羅の関係のうち、適切なものはどれか。

ア 判定条件網羅を満足しても、命令網羅を満足しない場合がある。

イ 判定条件網羅を満足するならば、命令網羅も満足する。

ウ 命令網羅を満足しなくても、判定条件網羅を満足する場合がある。

エ 命令網羅を満足するならば、判定条件網羅も満足する。


正解


解説

命令網羅は、すべての命令を少なくとも1回は実行するテスト手法である。
判定条件網羅は、真と偽の条件を少なくとも1回は満たすようにテストケースを設定するテスト手法である。

ア 判定条件網羅を満足すれば、必ず命令網羅も満足する。

イ 正しい。

ウ 命令網羅を満足していないなら、判定条件網羅も満足していない。

エ 命令網羅を満足しても、判定条件網羅を満足しているとは限らない。
例えば、ある値が1以上の場合は処理を行うが、0の時は処理しない場合、処理を行ったからといっても、0の時をテストできているとは限らない。 (0の時も処理を行ってしまうかも知れない。)

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