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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成31年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問64

投資効果を正味現在価値法で評価するとき、最も投資効果が大きい (又は損失が小さい) シナリオはどれか。ここで、期間は3年間、割引率は5%とし、各シナリオのキャッシュフローは表のとおりとする。

                   単位 万円
 ┌──────┬───┬───────────┐
 │      │   │   回 収 額   │
 │ シナリオ │投資額├───┬───┬───┤
 │      │   │1年目│2年目│3年目│
 ├──────┼───┼───┼───┼───┤
 │   A   │220│ 40│ 80│120│
 ├──────┼───┼───┼───┼───┤
 │   B   │220│120│ 80│ 40│
 ├──────┼───┼───┼───┼───┤
 │   C   │220│ 80│ 80│ 80│
 ├──────┼───┼───┼───┼───┤
 │投資をしない│  0│  0│  0│  0│
 └──────┴───┴───┴───┴───┘

ア A  イ B  ウ C  エ 投資をしない


正解


解説

Aの回収額
40÷1.05 + 80÷(1.05)2 + 120÷(1.05)3214万円
投資効果: 214-220 = -6万円 (投資効果なし)

Bの回収額
120÷1.05 + 80÷(1.05)2 + 40÷(1.05)3221万円
投資効果: 221-220 = 1万円

Cの回収額
80÷1.05 + 80÷(1.05)2 + 80÷(1.05)3218万円
投資効果: 218-220 = -2万円 (投資効果なし)

従って、投資効果が最も大きい (投資効果がある) のはシナリオBである。

問63 目次 問65