本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成31年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問13

稼働率が等しい装置を直列や並列に組み合わせたとき、システム全体の稼働率を高い順に並べたものはどれか。ここで、各装置の稼働率は0よりも大きく1未満である。

 A┌──┐  B    ┌──┐  C┌──┐ ┌──┐ 
 ┌┤  ├┐     ┌┤  ├┐ ┌┤  ├─┤  ├┐
 │└──┘│ ┌──┐│└──┘│ │└──┘ └──┘│
 ┤    ├ ┤  ├┤    ├ ┤         ├
 │┌──┐│ └──┘│┌──┐│ │┌──┐ ┌──┐│
 └┤  ├┘     └┤  ├┘ └┤  ├─┤  ├┘
  └──┘       └──┘   └──┘ └──┘ 

ア A、B、C

イ A、C、B

ウ C、A、B

エ C、B、A


正解


解説

装置の稼働率をPとすると、
装置を直列に2台つないだ場合の稼働率は、P×P、装置を並列に2台つないだ場合の稼働率は、1−(1−P)×(1−P)となる。
これを踏まえると
Aの稼働率: 1−(1−P)×(1−P)
Bの稼働率: P×(1−(1−P)×(1−P))
Cの稼働率: 1−(1−P×P)×(1−P×P)
となる。

Pを仮に0.9とすると
Aの稼働率:
1−(1−0.9)×(1−0.9) = 1−0.1×0.1 = 0.99

Bの稼働率:
0.9×(1−(1−0.9)×(1−0.9)) = 0.9×(1−0.1×0.1) = 0.891

Cの稼働率:
1−(1−0.9×0.9)×(1−0.9×0.9)
= 1−(1−0.81)×(1−0.81) = 0.9639

よって、稼働率が高い順に A > C > B である。

問12 目次 問14