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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問17

三つのタスクA〜Cの優先度と各タスクを単独で実行した場合のCPUと入出力 (I/O) 装置の動作順序と処理時間は、表のとおりである。優先順位方式のタスクスケジューリングを行うOSの下で、 三つのタスクが同時に実行可能状態になってから、タスクCが終了するまでに、タスクCが実行可能状態にある時間は延べ何ミリ秒か。ここで、I/Oは競合せず、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。また、表中の () 内の数字は処理時間を示すものとする。

 ┌───┬───┬───────────────────┐
 │タスク│優先度│単独実行時の動作順序と処理時間(ミリ秒)│
 ├───┼───┼───────────────────┤
 │ A │ 高 │ CPU(2)→I/O(6)→CPU(4) │
 ├───┼───┼───────────────────┤
 │ B │ 中 │ CPU(2)→I/O(4)→CPU(2) │
 ├───┼───┼───────────────────┤
 │ C │ 低 │ CPU(2)→I/O(2)→CPU(3) │
 └───┴───┴───────────────────┘

ア 6  イ 8  ウ 10  エ 12


正解


解説

: タスクAのCPU処理
: タスクBのCPU処理
: タスクCのCPU処理
: タスクAのI/O処理
: タスクBのI/O処理
: タスクCのI/O処理
×: タスクCの実行可能時間

と表記すると、処理状況は以下の通りである。

  時間 :1234567891011121314151617
タスクA:
■■◆◆◆◆◆◆■■■■
タスクB:  
■■◆◆◆◆    ■■
タスクC:××××
■■◆◆××××××■■■

処理は17秒後に終わり、タスクCが実行可能状態にある時間は、延べ10秒である。

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