本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成30年度 春期 基本情報技術者試験問題と解説

問48

ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。

ア 稼動中のシステムから実データを無作為に抽出し、テストデータを作成する。

イ 機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。

ウ 業務で発生するデータの発生頻度を分析し、テストデータを作成する。

エ プログラムの流れ図を基に、分岐条件に基づいたテストデータを作成する。


正解


解説

ア 受入テスト (UAT) などでは、稼動中のシステムから実データを無作為に抽出し、テストデータを作成する場合がある。

イ 正しい。ブラックボックステストは、機能仕様に着目し、様々な入力に対して、仕様どおりの出力が得られるかを検証する。代表的な技法に「同値分割」「境界値テスト」などがある。

ウ 運用テストで行う場合があるが、ブラックボックステストのテストデータの作成方法ではない。

エ ホワイトボックステストのテストデータの作成方法である。ホワイトボックステストは、システムの内部構造の観点から、ロジックや制御の流れが正しいかを検証する。代表的な技法に「データフローテスト」や「制御フローテスト」などがある。

問47 目次 問49