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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問9

メモリの誤り制御方式で、2ビットの誤り検出機能と、1ビットの誤り訂正機能をもたせるのに用いられるものはどれか。

ア 奇数パリティ

イ 水平パリティ

ウ チェックサム

エ ハミング符号


正解


解説

ア 奇数パリティは、検査対象となるデータに対して、2進数の1の個数が奇数になるようにパリティビット (検査ビット) を付加する検査方式である。
1ビットの誤り検出機能を持つ。

イ 水平パリティは、ビット列をブロック単位 (7ビットなど) に区切り、さらに複数のブロック (例えば10ブロックずつなど) の同一ビット番目に対してパリティビット (1ビット) を付与する方式である。
1ビットの誤り検出機能を持つ。また、垂直パリティと組み合わせることで、1ビットの誤り訂正機能を持つ。

ウ チェックサムは、検査対象データの合計値を検査用に付加する検査方式である。
誤り検出のみができる。

エ 正しい。ハミング符号は、データに冗長ビットを付加して、1ビットの誤りを訂正できるようにしたものである。

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