プログラムの特性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア 再帰的プログラムは、手続きの中でそれ自体を呼び出すプログラムであり、再入可能である。
イ 再使用可能プログラムは、一度実行したプログラムを主記憶装置上にロードし直さずに再度実行できるプログラムであり、再入可能である。
ウ 再入可能プログラムは、複数のタスクから同時に呼び出されたときに、並列に実行できるプログラムであるが、再配置可能ではない。
エ 再配置可能プログラムは、主記憶装置上のどの領域にロードされても実行可能なプログラムであるが、再使用可能ではない。
ア
ア 正しい。再帰的 (リカーシブ) は、自分自身を呼び出すことができる性質のことである。再帰的プログラムは、再入可能でなければならない。
イ 再使用可能 (リユーザブル) は、一度実行されたプログラムが、メインメモリに取り込まれ、ロードしなくても何度でも実行できる性質のことである。必ずしも再入可能とは限らない。
ウ 再入可能 (リエントラント)は、リアルタイムシステムにおいて、複数のタスクから同時に呼び出された場合に、平行して実行する必要がある共用ライブラリのプログラムに要求される性質のことである。再配置可能であるプログラムもある。
エ 再配置可能 (リロケータブル) は、主記憶上のどこに置いても、プログラムが実行できる性質ことである。再使用可能であるプログラムもある。
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