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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 秋期 高度情報技術者試験問題と解説

問16

UMLのユースケース図の説明はどれか。

ア 外部からのトリガに応じて、オブジェクトの状態がどのように遷移するかを表現している。

イ クラスと関連から構成され、システムの静的な構造を表現する。

ウ システムとアクタの相互作用を表現している。

エ データの流れに注目してシステムの機能を表現している。


正解


解説

UML (Unified Modeling Language) は、オブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したものであり、クラス図などのモデル図によってシステムの分析や設計を行うための技法である。

ア ステートマシント図 (状態マシン図、ステートチャート図) の説明である。

イ クラス図の説明である。

ウ 正しい。ユースケース図は、ユーザなどシステムの外部から見た振る舞いを表現する図である。

エ DFD (Data Flow Fiagram) の説明と考えられる。DFDは、企業のビジネスプロセスを、データフロー、プロセス、データストア (ファイル)、データ源泉/データ吸収の四つの基本要素で抽象化して表現するための技法である。
なお、DFDは、UML2.0で定義されていない。

問15 目次 問17