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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成27年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問7

プログラムの実行に関する次の記述の下線部 a 〜 dのうち、いずれかに誤りがある。誤りの箇所と正しい字句の適切な組合せはどれか。

 自分自身を呼び出すことができるプログラムは、a再帰的 であるという。このようなプログラムを実行するときは、bスタック に局所変数、c仮引数 及び戻り番地を格納して呼び出し、復帰するときはdFIFO (First In First Out) 方式で格納したデータを取り出して復元する必要がある。

   ┌─────┬────────────┐
   │誤りの箇所│ 正しい字句      │
 ┌─┼─────┼────────────┤
 │ア│  a  │再入可能        │
 ├─┼─────┼────────────┤
 │イ│  b  │待ち行列        │
 ├─┼─────┼────────────┤
 │ウ│  c  │実引数         │
 ├─┼─────┼────────────┤
 │エ│  d  │LIFO(Last In First Out) │
 └─┴─────┴────────────┘


正解


解説

再帰呼び出しは、サブルーチン (関数) が自分自身のサブルーチンを呼び出すことである。

再入可能とは、リアルタイムシステムにおいて、複数のタスクから同時に呼び出された場合に、平行して実行する必要がある共用ライブラリのプログラムに要求される性質のことである。

またスタックは、LIFO (Last In, First Out = 後入れ先出し) により置換するアルゴリズムを用いる。

局所変数は、ローカル変数のことで、関数の中で定義された変数のことである。

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