本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成25年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問4

論理式P、Qがいずれも真であるとき、論理式Rの真偽にかかわらず真になる式はどれか。ここで、“ ”は否定、“∨”は論理和、“∧”は論理積、“→”は含意 (“真→偽”となるときに限り偽となる演算) を表す。

ア ((P→Q) ∧ (Q→P)) → (R→)

イ ((P→Q) ∧ (Q→)) → (Q→R)

ウ ((P→) ∨ (Q→P)) → (R→)

エ ((P→) ∨ (Q→)) → (Q→R)


正解


解説

P、Qはいずれも真であるから、代入してみる。

ア ((P→Q)∧(Q→P))→(R→) 
= ((真→真)(真→真))→(R→偽)
= ()→(R→偽)
= 真→(R→偽)

Rが真のとき 真→(真→偽) = 真→ = 偽
Rが偽のとき 真→(偽→偽) = 真→

イ ((P→Q)∧(Q→))→(Q→R)
= ((真→真)(真→偽))→(真→R)
= ()→(真→R)
= 真→(真→R)

Rが真のとき 真→(真→真) = 真→
Rが偽のとき 真→(真→偽) = 真→ = 偽

ウ ((P→)∨(Q→P))→(R→)
= ((真→偽)(真→真))→(R→偽)
= ()→(R→偽)
= 真→(R→偽)

Rが真のとき 真→(真→偽) = 真→ = 偽
Rが偽のとき 真→(偽→偽) = 真→

エ 正しい。 
((P→)∨(Q→))→(Q→R)
= ((真→偽)(真→偽))→(Q→R)
= ()→(真→R)
= 偽→(真→R)

Rが真のとき 偽→(真→真) = 偽→真 =
Rが偽のとき 偽→(真→偽) = 偽→偽 =

問3 目次 問5