本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成23年度 秋期 高度情報技術者試験問題と解説

問19

アプリケーションにおける外部入力、外部出力、内部論理ファイル、外部インタフェースファイル、外部照会の五つの要素の個数を求め、それぞれを重み付けして集計する。集計した値がソフトウェア開発の規模に相関するという考え方に基づいて、開発規模の見積りに利用されるものはどれか。

ア COCOMO

イ Dotyモデル

ウ Putnamモデル

エ ファンクションポイント法


正解


解説

ア COCOMO (COnstructive COst MOdel) は、予想プログラムソースコードの行数を基に、プログラマの能力や再利用できるソフトウェアの量、過去のシステム開発の生産性に関するデータなど、様々な要因から開発規模を見積もり、これに補正係数 (コストドライバ) を掛けて工数を見積もる方法である。

イ Dotyモデルは、ソフトウェアの開発工数はプログラムのステップ数 (行数) の指数乗に比例するという考え方に基づいて開発規模を見積もる方法である。

ウ Putnamモデルは、総開発工数の見積りを元に、サブシステムやプログラム単位などに分解し、各工程の開発工数をトップダウン方式見積もる方法である。時間の経過による開発工数の変化を把握できる。

エ 正しい。

問18 目次 問20