本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成22年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問10

同じ命令セットをもつコンピュータAとBがある。それぞれのCPUクロック周期、及びあるプログラムを実行したときのCPI (Cycles Per Instruction) は、表のとおりである。そのプログラムを実行したとき、コンピュータAの処理時間は、コンピュータBの処理時間の何倍になるか。

         ┌─────────┬───┐
         │CPUクロック周期│CPI│
 ┌───────┼─────────┼───┤
 │コンピュータA│   1ナノ秒   │4.0│
 ├───────┼─────────┼───┤
 │コンピュータB│   4ナノ秒   │0.5│
 └───────┴─────────┴───┘

ア 1/32  イ 1/2  ウ 2  エ 8


正解


解説

CPI (Cycles Per Instruction) は、1つの命令を実行するのに何クロック必要かを示した指標である。従って、コンピュータの性能は、CPUクロック周期 × CPIで決まる。

それぞれのコンピュータで1つの命令を実行するのにかかる時間は
コンピュータA: 1ナノ秒 × 4 = 4ナノ秒
コンピュータB: 4ナノ秒 × 0.5 = 2ナノ秒
となり、コンピュータBの方が性能がよい。

従って、コンピュータAの方が処理時間は長く、コンピュータBの 4÷2 = 2倍となる。

問9 目次 問11