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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成22年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問2

図に示す16ビットの浮動小数点形式において、10進数 0.25 を正規化した表現はどれか。ここで、正規化は仮数部の最上位けたが1になるように指数部と仮数部を調節する操作とする。

    4ビット
 1ビット │     11ビット
  ↓   ↓       ↓
 ┌─┬────┬───────────┐
 │s│  e  │     f     │
 └─┴────┴───────────┘

 s: 仮数部の符号 (0: 正、1: 負)
 e: 指数部 (2を基数とし、負数は2の補数で表現)
 f: 仮数部 (符号なし2進数)

  ┌─┬────┬───────────┐
 ア│0│0001│10000000000│
  └─┴────┴───────────┘
  ┌─┬────┬───────────┐
 イ│0│1001│10000000000│
  └─┴────┴───────────┘
  ┌─┬────┬───────────┐
 ウ│0│1111│10000000000│
  └─┴────┴───────────┘
  ┌─┬────┬───────────┐
 エ│1│0001│10000000000│
  └─┴────┴───────────┘


正解


解説

10進数の0.25は、2進数で表現すると0.01であり、0.01 = 0.01 × 20 であるが、これでは、仮数部の最上位けたが0となってしまう。
仮数部の最上位けたが1になるようにするには、0.01 = 0.1×2-1 となる。

よって、
s: 仮数部の符号は正だから0
e: 指数部は −1であり、2の補数で表現するため、1111
f: 仮数部は10000000000

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