先頭ポインタと末尾ポインタをもち、多くのデータがポインタでつながった単方向の線形リストの処理のうち、先頭ポインタ、末尾ポインタ又は各データのポインタをたどる回数の最も多いものはどれか。ここで、単方向のリストは先頭ポインタからつながっているものとし、追加するデータはポインタをたどらなくても参照できるものとする。
ア 先頭にデータを追加する処理
イ 先頭のデータを削除する処理
ウ 末尾にデータを追加する処理
エ 末尾のデータを削除する処理
エ
A、B、C、Dの4つのデータがあるとする。
このとき、
先頭ポインタはA
末尾ポインタはE
データAが持つポインタはB
データBが持つポインタはC
データCが持つポインタはD
データDが持つポインタは空白
である。
ア 先頭にデータXを追加するとすると、先頭ポインタをXに変更し、データXが持つポインタをAとする。
ポインタをたどる回数は0回である。
イ 先頭ポインタをBに変更する。
ポインタをたどる回数は0回である。
ウ 末尾にデータYを追加するとすると、末尾ポインタをたどって、データDにアクセスし、データDが持つポインタをYに変更する。そして、末尾ポインタをYに変更する。
ポインタをたどる回数は1回である。
エ 先頭ポインタをたどって、Aにアクセスし、
データAが持つポインタをたどって、Bにアクセスし、
データBが持つポインタをたどって、Cにアクセスし、
データCが持つポインタを空白に変更する。
末尾ポインタをCにする。
よって、ポインタをたどる回数は3回である。
問4 | 目次 | 問6 |