"システム管理基準”によれば、全体最適化計画策定の段階で、業務モデルを定義する目的はどれか。
ア 企業の全体業務と使用される情報の関連を整理し、情報システムの全体像を明確化すること
イ システム化の範囲や開発規模を把握し、システム化に要する期間、開発工数、開発費用を見積もること
ウ 情報システムの構築のために必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどの構成要素を洗い出すこと
エ 情報システムを実際に運用するために必要なユーザマニュアルや運用マニュアルを作成するために、業務手順を確認すること
ア
ア 正しい。経済産業省の「システム管理基準」によると、全体最適化計画策定段階では、以下の6つを「全体最適化の方針・目標」としている。
(1) ITガバナンスの方針を明確にすること。
(2) 情報化投資及び情報化構想の決定における原則を定めること。
(3) 情報システム全体の最適化目標を経営戦略に基づいて設定すること。
(4) 組織体全体の情報システムのあるべき姿を明確にすること。
(5) システム化によって生ずる組織及び業務の変更の方針を明確にすること。
(6) 情報セキュリティ基本方針を明確にすること。
イ システムの要件定義や、システム化計画の段階における目的の一つである。
ウ システム方式設計の段階における目的の一つである。
エ システムの要件定義や、ソフトウェアの要件定義の段階における目的の一つである。
なお、共通フレーム2013では、システム開発プロセスを以下の8つに分けている。
システム開発プロセス開始の準備プロセス
システム要件定義プロセス
システム方式設計プロセス
実装プロセス
システム結合プロセス
システム適格性確認テストプロセス
システム導入プロセス
システム受入れ支援プロセス
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