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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和6年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−14

基本論理演算のAND (論理積)、OR (論理和)、NOT (否定) を用いて構成した次の式のうち、排他的論理和 (XOR) と同等の式として、最も適切なものはどれか。
 なお、
 aとbとの論理積を (a ∩ b)、
 aとbとの論理和を (a ∪ b)、
 aの否定を a
 と表現する。

@ a ∩ (a ∪ b)

A (a ∩ b) ∪ (a ∩ b)

B (a ∪ b) ∩ (a ∪ b)

C (a ∩ b) ∪ (a ∩ b)

D (a ∪ b) ∩ (a ∪ b)


類題

R03 V-5


正解

C


解説

排他的論理和は、a, b の値が異なる時に1となる。
XOR(0, 0) = 0
XOR(0, 1) = 1
XOR(1, 0) = 1
XOR(1, 1) = 0

@ (a, b) = (0, 0) の時
0 ∩ (0 ∪ 0)
= 0 ∩ 0 = 0 = 1 となる。

A (a, b) = (1, 1) の時
(1 ∩ 1) ∪ (1 ∩ 1)
= 1 ∪ 1 = 1 となる。

B (a, b) = (1, 1) の時
(1 ∪ 1) ∩ (1 ∪ 1)
= 1 ∩ 1 = 1 となる。

C 正しい。(a ∩ b) をcとおくと
ド・モルガンの法則より
(A ∩ B) ∪ C = (A ∪ C) ∩ (B ∪ C) が成り立つから

(a ∩ b) ∪ c
= (a ∪ c) ∩ (bc)
= (a ∪ (a ∩ b)) ∩ (b ∪ (a ∩ b))
= ((a ∪ a) ∩ (a ∪ b)) ∩ ((ba) ∩ (b ∪ b))
= (a ∪ b)(ba)
がが成り立ち、これは排他的論理和の式となる。

D (a, b) = (0, 0) の時
(0 ∪ 0) ∩ (0 ∪ 0)
= (0 ∪ 1) ∩ (1 ∪ 0)
= 1 ∩ 1 = 1 となる。

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