IPネットワークの経路制御を行うプロトコルは、大きくEGP (Exterior Gateway Protocol) とIGP (Interior
Gateway Protocol) の2つに分類される。
次のうち、EGPに分類される経路制御プロトコルはどれか。
@ RIP (Routing Information Protocol)
A OSPF (Open Shortest Path First)
B IMAP (Internet Message Access Protocol)
C BGP (Border Gateway Protocol)
D SNMP (Simple Network Management Protocol)
C
インターネットの管理単位で一番大きいものをAS (Autonomous System = 自律システム) といい、IGP (Interior Gateway Protocol) は、AS内でその経路情報をやり取りするプロトコルの総称である。
一方、EGP (Exterior Gateway Protocol) は、異なるAS間で経路情報をやり取りするプロトコルの総称である。
@ RIP (Routing Information Protocol) は、ルーターなどの機器が経路情報を交換するためのプロトコルである。
A OSPF (Open Shortest Path First) は、ネットワークをエリアという単位に分割し、エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り、回線速度などを考慮した最低コストルーティングプロトコルである。
B IMAP (Internet Message Access Protocol) は、サーバからメールを受信するためのプロトコルの一つであり、メールはメールサーバー上で保管され、メールクライアントから電子メールに対する操作を行う。
C 正しい。BGP (Border Gateway Protocol) は、異なるAS間で経路情報をやり取りするプロトコルの1つである。
D SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) はPCからサーバにメールを送信するためのプロトコルである。
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