要求仕様化のための言語に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
@ 図式言語による要求記述の問題点の1つは、シンボルや文法が比較的単純であっても、それを知らない人は正確に理解できないことである。
A 制限言語による要求記述の利点の1つは、図式言語ではその図式を編集するためのツールが必要となるが、制限言語ではテキスト用のエディタがあれば、仕様をまとめることができることである。
B 自然言語による要求記述の利点の1つは、ソフトウェア開発の非専門家でも読み書きができることである。
C 制限言語による要求記述の問題点の1つは、語彙を制限することにより、仕様化の対象が限定されてしまうことである。
D 形式的な言語による要求記述の問題点の1つは、数万行を超える規模の実装になるプロジェクトでは使えないことである。
D
@ 正しい記述である。ただし自然言語よりは、より明確で簡潔な記述ができる。
A 制限言語ではテキスト用のエディタがあれば、仕様をまとめることができ、特別なツールやスキルが不要である。
B 自然言語は、ソフトウェア開発の非専門家でも読み書きができる柔軟な表現が可能である。
C 制限言語は、語彙を制限することで、複雑な要求などに対して柔軟性が低下する場合がある。
D 不適切である。形式的な言語は、数万行を超える規模の実装になるプロジェクトでも十分に使える。
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