本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

令和5年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−20

次の図はアシュアランスケースの表記法の1つであるGSN (Goal Structuring Notation) を用いて記載されたアシュアランスケースの一例である。この例の中で、要素3の記号が果たす役割の説明として、最も適切なものはどれか。

@ ゴール (Goal)。保証したいこと、命題。ゴールはさらに詳細なゴール (サブゴール) に分解される。

A 前提 (Context)。システムの状態、環境などゴールを議論するときの前提等。

B 戦略 (Strategy)。ゴールをサブゴールに分けるときの考え方。

C ソリューション (Solution)。ゴールが成り立つことを最終的に保証するもの。

D 未展開記号 (Undeveloped entity)。ゴールを保障するための十分な議論又はエビデンスがない。


正解

B


解説

アシュアランスケースは、証拠を示して論理的に説明することによって、システムやソフトウェアが目標の品質を達成できることを示す文書である。

@ 要素1、要素4、要素5の記号が果たす役割の説明である。

A 要素2の記号が果たす役割の説明である。前提は角が丸い四角形で表す。

B 正しい。戦略は平行四辺形で表す。

C 要素7の記号が果たす役割の説明である。ソリューションは円で表す。

D 要素6の記号が果たす役割の説明である。未展開記号は菱形で表す。

V−19 目次 V−21