次のうち、高信頼トランスポートサービスを実現するTCP (Transmission Control Protocol) の機構として不適切なものはどれか。
@ 重複あるいは順序を違えた配信を解決するシーケンス番号付け
A パケットの喪失を解決する再送
B コネクションレスパラダイム
C リプレイエラー (遅延したパケットが後の通信に悪影響を及ぼすこと) を回避する技法
D データの圧倒を防ぐフロー制御
B
TCPは、TCP/IP環境で使われる伝送制御プロトコルの一つである。コネクション型の通信を行う。
@ TCPは、全てのパケットにシーケンス番号を付与して通信する。
A TCPにはパケットの喪失を解決する再送する機構が備わっている。
B 不適切である。TCPは、TCP/IP環境で使われる伝送制御プロトコルの一つである。コネクション型の通信を行う。
C TCPにはリプレイエラーを回避する技法がある。
D TCPは、連続して受信できるデータ量 (ウインドウサイズ) を超えないようにフロー制御を行って通信する。
“データの圧倒”というのは、データがウインドウサイズを超えてしまうというような意味合いで、比喩として使用されていると考えられる。
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