下図のように、2台のレイヤ2スイッチ、2台のサーバ、及び20台のクライアントから構成されたネットワークシステムがある。サーバとクライアントを2つのグループに分け、各グループ内の機器間の通信は可能とし、異なるグループの機器間の通信は抑止したい。そのために用いられるスイッチの機能として最も適切なものはどれか。
@ スパニングツリー
A VLAN (Virtual LAN)
B NAT (Network Address Translation)
C OSPF (Open Shortest Path First)
D DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)
A
@ スパニングツリーはLAN内でループとなって、永遠に流れ続けないようにするための手法の一つである。ツリーというだけあって、木構造に構成する。
A 正しい。VLAN (Virtual Locak Area Network) は、LANスイッチの機能を利用して仮想的にLANを構築すること。
B NAT (Network Address Translation = ネットワークアドレス変換) は、IPアドレスを変換することで、主にプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する。
C OSPF (Open Shortest Path First) は、ネットワークをエリアという単位に分割し、エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り、回線速度などを考慮した最低コストルーティングプロトコルである。
D DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) は、ノードに対して、起動時に動的に IPアドレスを割り当てる仕組みである。
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