プログラムと知的財産権に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
@ プログラムは、創作性があることを前提に「プログラムの著作物」として保護される。
A 自然人たるプログラマーがプログラムを作成した場合には、その者が著作者として著作者人格権及び著作権を有することになる。
B 法人その他使用者に雇用されているプログラマーが職務上作成するプログラムの著作物については、別段の定めのない限り、原則として雇主としての法人等が著作者となり著作者の権利を有する。
C プログラムの表現の基礎にある命令の組合せの方法としての処理の手順は「解法」として、プログラムの表現とはいえずアイデアに属し保護されない。
D プログラミングを表現する手段としての「プログラミング言語」は著作権法で保護される。
D
@ 正しい記述である。
AB 法人その他使用者に雇用されているプログラマーが職務上作成するプログラムの著作物は、原則として雇主としての法人等が著作者となり著作者の権利を有する。個人プログラマーがプログラムを作成した場合には、その者が著作者として著作者人格権及び著作権を有する。
C アルゴリズムは原則として著作権法として保護されない。ただし、プログラムとして成立しているアルゴリズムは、著作権法として保護される場合がある。
D 不適切である。プログラミング言語は、著作権法で保護されない。
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