ソフトウェア開発において、レビュー工数密度とレビュー指摘密度の双方の視点から、評価対象の品質面でのポジショニングを分析し、傾向を読み取る。下図は、レビュー工数密度を横軸に、レビュー指摘密度を縦軸にとり、グラフを作成し、それぞれの目標範囲で9つのゾーンに分割したものである。次のうち、Fの分析結果として、最も適切なものはどれか。
@ 一応、品質は良好。
A 設計不良のため、前工程設計不良、検討不足の点検が必要。
B レビュー効率が悪いため、レビューの進め方、体制、漏れの点検が必要。
C レビューの進め方、体制、漏れの点検が必要。
D レビュー不足のため、追加レビューで指摘増となる可能性がある。
A
レビュー工数密度はレビュー工数が多いほど、高い数値になる。
レビュー指摘密度は、指摘件数が多いほど高い数値になる。
問題では、密度の大小の指標の記載がないが、工数密度が高いほど右のゾーンに、指摘密度が高いほど上のゾーンに移るという前提であると考えられる。
@ Aゾーンの分析結果である。
A 正しい。E, Fゾーンの分析結果である。
B Dゾーンの分析結果である。
C Cゾーンの分析結果である。
D Iゾーンの分析結果である。
Bゾーンはレビューの進め方、体制の点検が必要になる。
Gゾーンは、レビュー不足のため、レビューの進め方、体制、漏れの点検が必要になる。
Hゾーンは、レビュー不足や品質不良のため、設計やレビューの点検が必要になる。
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